■データベースの概要
このデータベースは、2001年度の鹿児島大学法文学部法政策学科の法社会学
ゼミ(担当:米田憲市助教授<当時>)の所属学生が、神戸大学、大阪市立大学の
各法社会学ゼミとの研究発表会の準備のために集めたデータをまとめたものです。
そのため、データが平成10年までのものとなっています。主たるデータは、判例
時報に連載されていた「最高裁民事・刑事破棄判決(等)の実状」をもとに昭和22年
から昭和27年、昭和30年から平成10年まで最高裁破棄判決のデータベースから
作成しました。
「最高裁民事・刑事破棄判決(等)の実状」は判例時報に毎年連載されており、その
年の破棄判決全てを取り上げて、整理し紹介する文献です。しかし、この連載でも、
古いものは、民集等と照らし合わせると、漏れている事件もあったので、民集から
わかる分は付け加えてあります。
近年の各種商業データベースでは、公刊されている判決に各データベース会社が
独自に集めている判決を加えた大量の判決から必要な判決を容易に検索でき、
電子化された判決の本文やPDF画像を得られるようになりました。そうした意味では、
このデータベースはすでにレガシーかもしれませんが、このデータベースには、公刊
されない判決も調査対象に含まれていますので、なにか発見があるかもしれません。
ともあれ、当時の学生の手習いの成果として受け止めていただければと思います。
■検索の仕方
「検索画面へ」ボタンをクリックすると検索画面が表示されます。
調べられる項目は最高裁破棄判決の判決結果、原審裁判所、法廷、判決年月日、
内容見出し等についてです。何も記入しない場合は、一覧に概要が全件表示されます。
また、一覧の民刑区分、事件番号のリンクをクリックすると詳細画面が表示されます。
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